シネマ

Apr 29, 2008

『ミツバチのささやき』 ヴィクトル・エリセ

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 まえまえから、観たいと思っていた、この作品をやっとみることができた。
ストーリーを追うというよりは、映像の美しさに酔いたい僕。タルコフスキーを観た後のよな浄化される感じ・・・。もしくわ、シルベールの日曜日を観たときのよな、美少女の無垢な瞳にやられた感じ。
 遠い昔・・。僕がまだ幼かったころも、こんな現実と虚構が混ざり合った世界でひとり空想の世界で遊んでいたよな気がする。不可解で汚れた大人の世界。づうっと子供でいたかった。善悪を大人の基準で決めつける親に反抗し、チャリで家出したこともあったな。なーんて、自分のことと重ね合わせると結構辛くなったりしました。 身体は大人・・どころか、中年どまんなかまで生きちゃいましたが、今でも「大人になんかなりたくない!」とお馬鹿なことを思ってしまう僕です。でも、すっかり汚れてしまった僕は、たまにこんな映画でもみて、ピュアな瞳をとりもどさなくちゃ。
 と、ビクトル・エリセ監督の撮る絵はどこにも隙が無く、緻密に計算されたよな角度で風景が映し出され、光と影の中で、子供のこころの陰影までが映し出され。美しいとしか云いようがありません。
 なんだか、疲れてしまって、音の無いような世界でひとり彷徨いたいような時。
「ミツバチのささやき」をそっと聴いてみませんか?

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Jul 19, 2007

『ひまわり』

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 淋しげに、しかし、生き生きと風に揺れるヒマワリ畑の美しい映像から始まるこの映画。
初めてみたのは、姉さんとだった。  当時、遠距離恋愛をしてた彼女は、『終着駅』とか
駅や電車がでてくる悲恋モノが好きだった。
 ひまわりも、ソフィア・ローレンが、電車のなかで号泣する場面で、姉さんも、号泣してた。
僕は、なんだかきまりが悪かった。 ただ、あの有名な音楽と、ヒマワリ畑の風景だけが頭に残っていた。

 この年になり、また、『ひまわり』を改めてみた。
恋愛モノは苦手だし、ソフィア・ローレンもあんま好みぢゃないし・・・。
どうせ、ベタな恋愛映画なんだろ高を括っていたのだが。
 うかつにも、やっと見つけた旦那を一目見て、電車に飛び乗るシーンでちょっと泣けちゃいました。(苦笑) うかつにも??昔、姉が泣いてた同じ場面だと思われる・・・。なんたって、音楽が、また盛り上げて涙を誘うよなーーー。

最後は案外あっけなく、「ふーむ・・。」って感じなんだけど。イタリアの美しい風景と青い空黄色いヒマワリのコントラストは、絶妙です。 駅を颯爽と歩くソフィア・ローレンの姿も美しい。
イタリア女は前向きね。泣きながらも振り返りつつも、手放す技はお見事。
 黄色いヒマワリにも、うっときましたが。個人的に、二十個のタマゴを使った巨大な黄色いオムレツにも、うっときました。 というか、あの、オムレツを旦那が作るシーンが、中年の僕のこころを一番揺さぶったみたい。あはは。
 結婚したら、奥さんに、自慢料理のひとつでも作れるよな男じゃなくちゃね。
って、オムレツはダメだよ。破局しちゃうからサ。
・・・やっぱり僕は、恋より花より、オムレツみたいだ。でも、この夏は、ソフィアローレンみたいな、グラマーな女の子を、ヒマワリ畑でゲットしたいかも!

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Oct 22, 2006

「秋のソナタ」 イングマル・ベルイマン

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夫である牧師が、妻の小説を静かに朗読する・・・・
 「わたしは、日々、生きるすべを練習している。
 問題は、自分が何者であるかがわからないこと。
 答えは見えない。
 誰かがありのままの私を愛してくれたらわかるかも。
 でも、今のわたしには、そんな希望は無い・・。」

はじめに、BACHの管弦楽組曲で、ゆるませておいて。
徐々に、母娘のおそろしいまでの確執劇にまきこまれる。
実に怖く、そして、美しい映画だ。
ベルイマンの映画は、怖いが美しい。「叫びとささやき」もそうだった。
 叫びとささやきでは、姉妹を。秋のソナタでは、母と娘だ。
血縁って、怖いです。血が繋がってるからこそ、絶つことのできない憎しみの深淵があるんです。
 モスグリーンのスタンダードなワンピーを着るめがね娘と。真っ赤なドレスに身を包む母親。
もう、服装からにして、二人の性質が表現されてます。
 娘は、母に愛されなかったという。私は、いつもあなたのご機嫌をうかがって演技してたという。
これって、以前流行ってた?トラウマってやつですかね。(苦笑)アダルトチルドレンとかさ。
ハハニアイサレナカッタ・・・・。母に愛されなかった・・・。
 母は、娘を愛するすべを知らなかった。 ムスメヲアイセナカッタ。
この感情は、映画の中で、ショパンの前奏曲に喩えられる。

娘は、母親にショパンを弾いてきかせる。
 しかし、母は、「そんな感情的な演奏はショパンではないわね・・・。」って一瞥する。
娘は、「じゃあ、お母さんの演奏をきかせてよ!」という。
 母の演奏をとなりに座り聴く娘の顔が、だんだん固まっていく。この長いシークエンスは見せ場だ。
母は云う。
「はじめは、抑圧された苦悩、そして、一瞬の安らぎ。 しかし、また苦悩に戻る・・・
それが、この前奏曲なのよ。」
 たしかに、このイ短調二番の、おどろ、おどろした旋律は、この映画のすべてを、母娘の叫びを
奏でているように思う。

 抑圧された感情は、いろんな歪んだカタチで、母を、娘を蝕んでいく。

母役は、あの、バーグマンである。この作品が、最後の主演映画になった。
 かなり、皺だらけで年老いてしまったが、演技といい、品格といい、圧巻である。
そして、イングマル・ベルイマンの撮る、静かで美しい風景描写と、愛が欠落してしまった登場人物に
なぜか、いつも引き込まれてしまうのである。

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Sep 16, 2006

『崖』 フェディリコ・フェリーニ

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フェリーニといえば。「道」があまりにも有名なんだけど。
何故か僕はあまり感動できなかった。
なので、この「崖」は何度も手にとってはみていたが、
「あー。また道みたいな映画なのかもなぁ・・。」と観るのをためらっていたんだ。

だけど。「崖」。それこそ、崖から突き落とされるよな衝撃を受けた。
「道」は、きっと盛りだくさんすぎたのかもしれない。
「崖」は、ストーリーも画面も、ものすごくシンプル。
そんな盛り上がるよな、お話ではない。
だからこそ、後半の、小児麻痺の少女と、詐欺師の男のシークエンスがものすごく心に迫る。
 詐欺師の男が自分に重なり。自分の中の善と悪、宗教心、純粋さと不純さを問いつめられて
アンヴィバレントな感情を引き裂かれるよな思いがした。

 しかし。小児麻痺の少女も孤独なら。主人公の詐欺師男もまた孤独であった。
社会から取り残されたよな、放り出されたよな、存在であるという部分では同じ境遇かもしれない。

 フェリーニは、社会からずれてしまった、枠からはみ出しちゃった、人間を救ってくれる。
小児麻痺の少女が、純粋な瞳とこころで、詐欺師に手をさしのべたように。
 フェリーニの「崖」は、僕に、救済の手を差し伸べてくれたよな気がする。

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Sep 01, 2006

『死刑台のエレベーター』

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 九月になったとたんに。大雨・・・冷たい雨・・・。
これからは、一雨ごとに秋ですね。
 そして。一雨ごとに映画ですね???ははは。

と、ルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』 こんな秋の気配が漂うよるに酔える映画では?
 美男子モーリス・ロネと、ヌーヴェル・ヴァーグ御用達!むっつり美人のジャンヌ・モロー。
はじめから、「ジュテーム・・・ジュテーム・・・。」と目を潤ませながら、気怠い声・・。
はーー。
  バックでは、マイルス・ディヴィスのトランペットが、二人の行く末を暗示するよに、
陰鬱な音を響かせる・・・・。
うー。ハードボイルドだねぇ・・。(笑)

 恋人を捜して、雨の中を走るシーンがあるのだけど。
雨にぬれても。ぜんぜん、乱れない綺麗なジャンヌ・モロー。顔はむっつりだけど。
でも、個人的に、夜の雨の街を、姿勢良くカツカツとひたはしる姿、シーンは結構好きだな。
 それと、雨の高速を暴走するベンツがめちゃ格好いいのだ!
 映画をみるとき、僕は、女優と同じくらい、車のデザインに惚れちゃうんだよな。

 しかし、なんといっても、ガツーンとくるのはラストかな。
二人の戯れてる写真が現像液のなかで、じわじわ浮かび上がる・・・。
 これは、何回みてもぞーーーっとするくらい良いな。
現像液に次々浮かび上がる写真をまさぐる、ジャンヌ・モローの手と、水面に映る顔。

 ジャズには、疎い僕だけど。マイルス・ディヴィスは、かなりこの映画を盛り上げていたよなあ・・。
二人の恋を切り裂くよな、トランペットよー。

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 こうゆう、サントラも出てるみたい。
ヂャケのジャンヌ・モローだけ眺めていてもかなり満足できそう(笑)
いえいえ、やはり、大人の秋は、「ジュテーム・・・。」とかすれた声で囁いて。
マイルス・ディヴィスを聴きながら、恋の完全犯罪を目指すのだ!
 

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Aug 28, 2006

『蜘蛛女のキス』

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 刑務所の監獄で一緒になったふたりの男?
いえいえ、ひとりは、ホモ男???
 「蜘蛛女のキスって、ホモ映画でしょー。」って、ちょっと退いていたんだけど。
沢木耕太郎の「チェーン・スモーキング」読んで、俄然観たくなったのサ。

 ホモ男を演じる、W・ハートはこれでアカデミー賞をとる、名演技。
始まりから、もう、なんだかお洒落な画像がながれ、ぐぐぐっと引きこまれていきます。
ほとんど、監獄という閉鎖された空間の二人のシーン。
 閉鎖された中にあって。ホモ男モリーナの魅力的な語りで、二人はめくるめく想像で外の外の!世界に飛ぶ。
はじめは、うざいと思ってた、政治犯の左翼男ヴァレンティンも、モリーナの映画の話や、
彼のやさしさや、ピュアなこころにうち解けて、こころ開いていく。

 んー。そのねぇ。正反対の二人がさぁ。汚い牢屋で、なんだか美しいのだよね。
別に僕は、BL(ボーイズラヴ)支持者では、ないんだけどさ。ははは。
 ホモ男と政治犯男の、友情っての?やっぱ愛かしら???
正反対のものが、交わって溶けて融合和解してく感じに、泣けるのだよね。
 最後に撃たれて死んじゃう悲劇的場面より。
 監獄で、チョコレートたべて談笑するなにげないシーンとか。
やっぱ、タイトルにある、キス!する場面とかね、ぐっときたよ。
男同士なんだけどさ。 なんだか、別にやーらしくなくて。
 ホモだとか、性別だとか、政治だとか、階級だとか・・・そんな全てを越えたキスだったと思うんだよね。
うん。・・・。やっぱ、ポイントはキスだな。SEXもしたけど。(笑)
 (sexシーンは、一秒?ってか、サジェッションって感じだったし)
 やはり、キスってところに、何か、純粋な愛(エロスぢゃない)よなものを見たよな気がするんだよね。
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すごく好きな映画です。マヌエル・プイグの小説「蜘蛛女のキス」もいつか読んでみたいと
思いました。

 朝夕・・・めっきり涼しく秋めいてきました。
読書・・・そして、映画の秋がやってきました・・・。

 

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Aug 13, 2006

ブルックリン横町

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エリア・カザン監督の、「ブルックリン横町」みました。
んー。エリア・カザンといえば、「エデンの東」とか「草原の輝き」とか有名だけど。
この作品が、劇場映画デビュー作だったんだね。

 ストーリーは、なんともベタなカンジの家族愛物語であるが。
そんでも、まとまってるというか、的を得てるというか。
こうゆう、気恥ずかしいよな、「愛」だの「希望」だのって。
「家族の絆」という、トラッドなテーマが、
返って、新鮮にさえ感じるような。
 こうゆう世の中だし。映画も、希を狙ったものが多いしね。

なんといっても、光っているのが、フランシー。
物語の中では、作家志望の長女役なんだけど。
 すごい愛くるしいわけ。
読書が好きで。シェークスピアなんかをすらすら読むんだけど。
図書館で、嬉々として本を選んでる姿はカワイイ。

 どこか、大草原の小さな家の「ローラ」を彷彿させる。
そういや、大草原の小さな家も、それこそ、「家族愛」だったよな。

 僕が、この映画を見終わってこころに残ったことは。
夢や優しさはいっぱいだが。お金が無いのと。
お金はいっぱいあるが、夢も優しさも無いのと。
 父親としては、どちらが的確なんだろう・・・。なんてこと。
そりゃ、両方あればイチバンだけどさ。(笑)
夢バッカ追いかけて、仕事をしない父親ってのも、いくら愛があっても困るかも!とか。
 でもさぁ。映画の中では、こども達は、働かないでアル中で、それでも明るく優しいお父さんを
とっても大好きで、誇らしくさえ思ってるんだよね。
 母さんは、かなり貧困のあまりに、夢追い夫に嫌悪感抱いてるみたいだったけど。(笑)
コドモはピュアだよなー。だから、貧乏でもピュアな父がすきなのかなー。

 妙に、現実的なことを考える僕は、やはり、モノクロのブルックリン横町の人々から
忘れてしまったヒトとしてのやさしさを、分けてもらわないといけないなー。キット。

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Jul 15, 2006

『ボーイ・ミーツ・ガール』   レオス・カラックス 

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 ボーイミーツガール・・・
少年は少女に出会う。
 アレックスはミレーユに出会う。
しかし。近づくごとに、何故か深淵に落ちていく・・・。
二人とも、それぞれのコドクを埋めれない。
 たくさん話をしても、お互いのコドクに戻っていく。

んー。この時期の少年ってサ。これは、フランス映画だけど。
日本だって。みんなこんなカンジじゃないかな。
 大人とも、女の子とも。何かうまくやっていけない。
自分だけが、ずれていくカンジ。滑って落ちていくカンジ。

 カラックスの初期モノクロ映画だけど。僕はかなり好きだ。
いいかげん、そんな多感な時期は、遠い昔になっちゃったけど。(苦笑)
 チェックとボーダーのずれたファッション(笑)のいまいちいけてない?アレックスに
遠い昔の自分が重なる。

 部屋の中の秘密の地図に、出来事を書き込むあたり。中上健次の「19歳の地図」をふと彷彿させる。
中上も、思春期のやりきれない不安定な地図に×印をつけて混沌のなかを走る・・・。


 そういや。「ノルウェイの森」のワタナベ君とかも、ふと想い出してみたり。

若い時って。愛だの恋だので。死を考えるところまで思い詰め。ココロの病になってしまったりして。
まあ・・・。それが若き感性のなせる、辛いけど、今振り返ると、美しいよなね・・。
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 アレックスは。相変わらずですが。(笑)ミレーユ役のミレイユ・ペリエは、いかにもフランス映画の
女優さんらしき。アンニュイな表情でみとれてしまいます。
 二人のシニカルな会話。微妙な表情(かなり長回し)。 
ラストの血の痕跡が地図のように床を埋めるシーンは、モノクロ映画でしか撮れない、カラックスの鬼才を
みせつけられた感じ。

 んーー。若いときの恋は、実らないから美しい。訳もなく、別れるから美しい???

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May 15, 2006

「シュガーベイビー」

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久しぶりに、カラーの映画をみました。
監督・脚本:パーシー・アドロン。マリアンネ・ゼーゲブレヒト。84年ドイツの作品。そう、あの「バグダッド・カフェ」の監督と女優のコンビの一作目なのですねぇ・・・。
 出だしのシーンから、「うっっ」ってなカンジ。太った女がプールに水死体のように浮かんでいる!
彼女は、葬儀屋で働く、孤独でいろいろ込み入った過去をもつ女・・・。
 仕事が終わると、大型マーケットで、たくさんカートに食料を乗っけて、アパートメントにつくと、ベットの上に食事を運び、テレビをみながらひたすら食べる・・・寝ながらも食べる・・・。
 そんな、女はあるひ恋に落ちる。通勤電車の地下鉄の若い車掌に恋をする・・・。
恋する女は変わっていく・・・。はではで下着を買い込み。部屋もラブホみたいになり。葬儀屋ちっくな黒の衣装ではなく、セクシーなお洋服に濃い化粧! でも、なんだかキュート???
 殆どストーカーちっくに、若い車掌を追いまくり・・・。「シュガーベイビー」と彼を呼び。ひたすら追う!追う!追いかける!  
結果、妄想の世界ぢゃなく、現実に、シュガーベイビーこと、若い車掌は、女のモノになる。それもお菓子につられて・・・あっけなく落ちる・・。(笑)
 二人で泡風呂にはいったり、もーーーいちゃいちゃ・・・女は執拗に迫る・・・・。
迫りながらも。自分の過去・・・親との確執・・・うち明け話を男にする・・・。
 最後は、男の奥さんに「泥棒猫!」と云われ、殴る蹴るの散々な攻撃をうけ、見事破れるのであるが・・。
男を失っても、女は、勝ち誇ったよな笑みを浮かべ、お菓子片手にクローズアップ!!!


 んーーー。ストーリーは、なんともドイツ独特の、どろーーーっと重いカンジなんだけど。「シュガーベイビー」という古いロックやら。 全体の色彩の冴えわたってるとことかね。 テンポも速いし、重そうで軽いタッチに仕上がってる気がした。 個人的に、地下鉄のシーンが好き。真っ暗な車内に映し出される女の微妙な表情や。 運転席からみた風景や。駅構内の、とくにエスカレーターを下から映すカメラワーク?が(うーーー格好いいなーーーー!)とか思ったよ。
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 アパートの室内装飾も凝ってるしね。 ある意味、怖いけど、ある意味オシャレで。
「シュガーベイビー」というコトバが、口癖になりそうです。わはは。
 まだ、「ロザリー・ゴーズ・ショッピング」を観てないので、この二人の三部作???やはりどっかで探さないと!!!と思ってしまった。はまりました。
 

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May 07, 2006

『メトロポリス』 フリッツ・ラング

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 1926年・・・サイレント映画黄金時代の末期を飾りまくる傑作!やはり、モノクロサイレントはドイツでしょ!!! ってなわけで、フリッツ・ラングの「メトロポリス」をみました。
 SFは、映画はモチロン、小説も拒否反応をおこす僕・・・。 しかし、この「メトロポリス」は、モビルスーツ・・・いえいえ、美人ロボットが出てきたり、仮想未来都市が舞台だけど、最高に素敵でした。ロボットがね。いわゆるSFチックなのぢゃなくて、すごい藝術の域なわけですよ。 ロボットに命を吹き込むシーンなんかは、かなり、この時代にしては、頑張ってるカンジで、面白い。 そんでも、個人的には、はじめの、労働者が行進するシーンなんかがね、ぞぞぞぞっとするくらい悩殺的!ぎこちないヒトの動きが、いかにもドイツ表現主義だ。 サイレントだから、みなさん、動作が大げさ! 驚きのときは、目を最大限に見開くし(これが、三白眼になって不気味で味があるのだ・・・)悲しいときは、カラダごと倒れ込んで号泣・・・。20060502195201

 やはり、モノクロサイレント映画の、おどろおどろ・・・した画面は、妙に僕のこころを惹き付ける・・・・・  サイレントといっても静かに、ピアノの曲が流れていて。これが、なんていう曲なのか、かなり気になりました。。。ちょっとCD欲しいかも。 やっぱドイツ・・・ピアノ・・・だよなあ・・
 なかなか、フリッツ・ラングのヴィデオがみつからなくて。もっと見たい作品があるのですが・・・。   フランス映画とは違う、ドイツ映画のモノクロ・・・。ストーリーというより、やっぱり絵を追いかけてしまう。 アンニュイ!おっしゃれ!とはちょっと違うけど、いかにもドイツ的な堅さが真面目さが好きです・・・・。

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